日本人に多いと言われる歯の黄ばみ。
ホワイトニングとは、その黄ばみの色素を消していく治療で、最近では矯正治療と共に一般的な治療のひとつとなってきています。
多くの方が治療されるホワイトニングの仕組みや当院で治療可能なホワイトニングの種類をご紹介します。
✔黄ばみの原因を知りたい
✔ホワイトニングの種類を知りたい
✔日頃のメンテナンスや対策を知りたい
この記事の目次
ホワイトニングとは
黄ばみの原因
歯は「エナメル質」「象牙質」「神経」という3層構造でできていますが、歯の内部にある「象牙質」はもともと黄ばみをもった組織です。
真っ白な歯が黄ばんでいく原因は表面についた汚れではなく、歯自体が加齢や生活習慣などの影響などによって外部にあるエナメル質が減っていき、内部の象牙質が表面に出てくることで黄ばんで見えてくることが原因です。
これは外側のエナメル質が薄い日本人に多く、加齢や生活習慣による黄ばみは少しずつ進行するため自覚しにくく、30歳前後で気になり始める方が多いです。
また、エナメル質には細かい穴が空いており(エナメル小柱)そこにタンパク質などが入り黄ばみが蓄積させる事が原因になります。
ホワイトニングの仕組み
象牙質に含まれる黄色い色素が外側のエナメル質に浸透することで黄ばんで見えるので、この色素を減らしていくことがホワイトニングの大まかな仕組みです。
具体的には歯科医院のホワイトニング剤に含まれる過酸化水素が歯の内部に浸透して色素と反応し、黄色い色素を分解していきます。
またエナメル小柱内の汚れも一緒に過酸化水素が分解していってくれるので、より白さが際立つ様になっていきます。
オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングともにこの効果があります。
クリーニングとの違い
ホワイトニングは過酸化物によって歯そのものの黄ばみを分解します。
一方でクリーニングは専用の機器や研磨剤を使って歯の表面の汚れを落としていくことです。例えば、コーヒーやワイン等による着色、喫煙によるヤニ汚れ、歯石などを落としていくことです。
なので、クリーニングを受けて頂いてからホワイトニングを行う事が1番効果が高くなりやすくなります。
ホワイトニングの種類と料金
オフィスホワイトニング
処置は予約を取らせて頂いたその日の内に行い、診察を含めても約1時間程で終わります。
オフィスホワイトニングのメリットは短期間で白さが実感できること。その場ですぐに効果が表れます。
デメリットは歯科医院でやる分少しお値段が高くなることです。
また、何回か通って頂くことでより高い効果が期待できます。
ホームホワイトニング
歯科医師、歯科衛生士の指導のもと、ご自宅にてホワイトニングを行う方法です。
1日2時間程度 2週間行います。
ホームホワイトニングのメリットはご自宅で行えるので時間的拘束がない事と、色戻りが少ない事が挙げられます。
デメリットとしては、効果を実感するまで少しお時間がかかる点です。また、トレーを作成しないといけないため、事前に最低2度の来院が必要となります。
色戻りについて
色戻りとは
ホワイトニングを行った歯の色が元に戻ることを色戻りと言います。
残念ながらホワイトニングは一度やれば一生もつものではないため、時間の経過とともに色が戻りはじめてきます。また、歯の白さに目が慣れることによって色が戻ったように感じるケースも多いようです。
さらに、タバコを吸う方や、コーヒーやワインなどが好きな方は、歯にヤニや着色汚れがつきやすくなるため、通常よりも早く色戻りが起きてしまいます。
色戻りの目安としては、以下の通りです。
・オフィスホワイトニング:1~6か月程度
・ホームホワイトニング:3~12か月程度
色戻りの予防法
口をゆすぐ
歯の黄ばみの原因のひとつに着色したステインが挙げられます。
ステインとは飲食物に含まれるポリフェノールなどが唾液中のたんぱく質と結合してできるものです。
特にステインが付着しやすいのは色が濃い食べ物や飲み物です。(醤油、カレーやワイン、コーヒーなど)これらを口にした後に軽く口をゆすぐことが予防の手段です。
定期検診を受ける
ホワイトニングを受けた歯医者に定期的に通ってメンテナンスをしてもらうのも一つの手段です。
定期健診はお口の健康を維持することにも効果的で、虫歯や歯周病の予防や対策ができるため、ホワイトニングの効果を維持するほかにもメリットが多くあります。
年3~4回の定期健診が一般的なので、ぜひご活用ください。
定期的にホワイトニングを行う
定期的にホワイトニングを行うことも色戻り予防の一つになります。
先述した通り、オフィスホワイトニングでは3~6か月程度、ホームホワイトニングも6~12か月程度で色戻りが始まります。
その周期に合わせてホワイトニングを再度受けられるとより高い効果が得られます。
また、ホワイトニングを行っている歯医者さんの中には施術後に特別なメニューを用意しているところもあります。ぜひお気軽にご相談ください。
誤解が多いホワイトニングのあれこれ
歯磨き粉(歯磨剤)は研磨剤のない、もしくは弱研磨のものを選ぶ。
ホワイトニングの効果を謳うものは市販されているモノでもかなりの種類があり迷われるかなと思います。
1番見てほしい所は後ろの成分表です。そこに清掃剤や研磨剤(無水ケイ酸、リン酸水素ナトリウム、炭酸カルシウムなど)と書かれているところに注目してそういった物は磨き方によっては歯のエナメル質、象牙質自体を削っていってしまう可能性があります。歯が滲みる方や虫歯がある方は特に注意が必要です。
セルフホワイトニング
身近なところに増えてきているセルフホワイトニングのお店。
もちろん効果は人それぞれだと思います。
実際、歯科医院で行うホワイトニングとは全然違うという点だけ説明させてください。
ホワイトニングで扱う薬剤は歯科医師でないと扱えない劇薬になります。歯茎や皮膚につくと火傷したりタダれたりする様なものになります。逆にその様な強い薬剤でないと象牙質の黄味を消したりができないと言うことです。
セルフホワイトニングでは一般の方でも扱える薄さの薬剤を使用しています。一回の値段は安いかもしれませんが、効果はその分薄く何回も通う必要があります。
セルフホワイトニングに興味がある方は是非色々調べて行ってみてくださいね!
よくある質問
人によっては初めにクリーニングを行った後、ホワイトニングを行って頂く方が効果は高くなります。症状見ながら判断致しますので歯科医院に相談してください!
また、しみやすい方はオプションにはなりますが、知覚過敏用のお薬を塗って帰って頂く事も可能です。
虫歯の治療跡・詰め物・かぶせ物・義歯等のある場合には、その部分だけ白くなりません。場合によっては、方法を変える必要があるので、歯科医院でお気軽にご相談ください。
それぞれの金額は下記になります。
オフィスホワイトニング:22,000円
ホームホワイトニング:16,500円
デュアルホワイトニング:33,000円
お問合せ
ワラワラデンタルクリニックではホワイトニングのご相談もお受けしております。
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